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SHIPPOTENSHI is Activity content

「しっぽ天使のおうち」では たとえ望まれずに生まれて来た小さな命だとしても その小さな命の灯を

決して無駄に消してしまうことのないように…。これからも 野良猫たちを見守り続けたいと思います。

Activity 1. 小さな命の保護

日本では 年間10万頭近くの猫が殺処分されています。

そして そのうち約半数は 生まれたばかりの子猫です。

「家の周りで野良猫が子供を生んだ」「飼っている猫が子供を生んだ」・・・

そう言って処分場に持ち込まれる殆どが 飼い主の居ない野良猫です。

「殺処分」は 決して安楽死なんかではありません。​ ドリームボックスと呼ばれる処分機の中で もがき 苦しみながら息絶えるのです。

死に切れない子は 生きたまま焼却される事もあると言います。

野良猫だから 殺しても良いのでしょうか?
子猫が生まれて 野良猫が増えて困るのなら 生まれないようにすれば良い事です。そうすれば 無駄に命を絶つこともないのです。

人間には知恵があるのです。その知恵の使い方を 今一度 考えて下さい。

Activity 2. “さくらねこ活動”

“さくらねこ活動” いわゆる「TNR」とは?

Trap…捕獲して Neuter…不妊手術して Return…元の場所へ戻すこと。

そして不妊手術を受けた野良猫は 間違って再び捕獲されないよう 不妊手術済の目印として 不妊手術の際 麻酔の効いた状態で 耳の先をVの字にカットされます。その耳の形が桜の花びらに似ている事から「さくら耳猫」と呼ばれ そして いつしか 不妊手術を終えた野良猫たちの事を「さくらねこ」と呼ぶようになりました。

「さくらねこ活動」は 無駄に命を落とす野良猫が これ以上増えないようにするための最善の活動です。不妊手術を終えてリリースされた野良猫は その一代限りの命を ボランティアさんたちに見守られながら「地域猫」として暮らしています。野良猫たちを忌み嫌うだけでなく これ以上増えないようにする事が 人にとっても 猫たちにとっても 共存するための最良の方法だと思います。

Activity 3. 見守り続けます

野良猫のTNRを行い その子たちが寿命を全うできるよう リリース後もお世話させて頂いてます。庭に 寝床となる数台の木箱の小屋を設置し 中の敷物を定期的に入れ替え 暑さ・寒さを凌げるよう工夫しています。また病気などの症状が見えた場合は 高栄養のフードを与え 薬を混ぜる場合もあります。それでも外での生活が厳しい子は保護し 治療を続けています。

TNRを済ませた「地域猫」に対して すべての 近隣住人の理解を得られている訳ではないため 野良猫に対する風当たりは強く「一代限りの命を見守って下さい」という思いは なかなか通じません。交通事故で命を落とす子が続いた時 この子たちの残りの時間を「猫舎」で のんびりと平和に送らせてあげたいと願うようになりました。
 

Activity 4. 家族として暮らす

「縁あって出会った命たち」・・・そう思いながら 毎日暮らしています。

病気があったり それぞれの性格上 里子に出られなかった子たちは この「しっぽ天使のおうち」で たくさんの仲間たちと一緒に 家族として 仲良く暮らしています。現在 「しっぽ天使のおうち」では 26匹の子たちが暮らし その半数以上の子が 頑張って持病の治療をしています。その子たちの体調に合ったフードの他 お薬と点眼・点鼻の投薬は 毎日の日課です。朝 起きてから 夜 寝るまで 殆どの時間が 保護っ子たちのお世話で終わります。その合間に家事をして お外の子たちのお世話をして。「しっぽ天使」たちのお世話は 私の一日の大半を占めています。そう…それは 母親が子供の世話に追われるのと同じです。

この子たちは あのまま外に居たら 生きていなかったかも知れない命…。

そう思うと「縁あって 私の元へ来てくれたこと」…「出会わせてくれたこと」に 感謝せずにはいられません。

Activity 5. 命と向き合う

命と暮らすということの難しさ…厳しさ…悲しさ…。それら たくさんの大切な事を 毎日 この子たちから教えられています。そして それは猫に限った事だけではなく 人間と人間の繋がりの大切さや 難しさも同じです。猫を通じて知り合う事の出来た大切な人との繋がりを得たと共に また猫を通じて知り合った人に 人間の持つ醜い部分や非常さを目の当たりにさせられたこともあります。

猫は話すことが出来ません。病気で辛くても ギリギリのところまで我慢するのです。だからこそ 側に居る者が 目を見張り気付いてやらなくてはなりません。そして 命を預かる者として 最善の手を尽くしてやらなくてはなりません。命は待ってくれません。今…この時を逃したら 明日には消えている命かもしれないのです。物言えぬ子たちの 小さなサインを見逃さないよう どんな時も この子たちを見守り続けたいと思っています。 

 

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